
会期
2025年3月13日(木) - 3月30日(日)
木 / 金 / 土 / 日のみオープン
11:00 - 18:00(最終入場17:30)
*ご入場には予約が必要です。必ず下部の予約ボタンよりご予約をお願いいたします。
*決済は現金のみになります。ご注意ください。
会場
AWAZU HOUSE ART CENTER = 粟津潔邸
川崎市多摩区南生田 1-5-24 [map]
*小田急線「読売ランド前」駅より徒歩約15分 /「生田」駅よりタクシーで約7分
入場料
大人:1,500円 / 大学生:1.000円 / 高校生以下:無料 / 障害者手帳をお持ちの方:無料
風景の向こうがわ展について
粟津潔邸で山口幸士による新作絵画のエキシビジョンを開催します。
会場の"AWAZU HOUSE"は、戦後日本を代表するグラフィックデザイナー 粟津潔(1929-2009)の自邸兼 アトリエであり、建築家の原広司氏によって設計されました。 様々なジャンルの実験精神旺盛な表現者たちが粟津の周辺で新しい表現の可能性を模索し、対話を続けてきた場所です。
山口幸士は、2018年にNYから帰国後、自身のホームタウンである川崎に拠点を移し、心身ともに川崎 そのものを見つめ直すことでローカルを題材にした作品を多く発表。2022年には自主企画「小さな光」 を川崎の工場地帯で開催。 2024年には川崎市市⺠ミュージアムとの共同企画展「River / Blue」を川風 のガーデンと粟津潔邸の二ヶ所で開催し、川崎という街とさらに関わりを深めてきました。
本展示の開催にあたり、山口はAWAZU HOUSEを設計した原広司氏の著書「集落の教え100」を読み返 し、ある一節を見つけます。
そこには山口自身が風景を描く理由の一つが原広司の言葉で書かれていました。
“そこに住む者と、その場所を通り過ぎる者とでは、同じ風景でも意味が異なる。見え方もちがう。しか し、この差異は、同じ場所に住む者たちのあいだについてもいえることであり、昨日の私と今日の私に おいてすら風景が異なって見えているはずである。”
ここに書かれているように、山口も粟津潔や原広司と同様に川崎という街で生き、風景を見つめてきました。
そして山口は風景を描く上で、その場所の歴史や背景、そこにある言葉にできない感情のようなものを 作品を通して表現しようとしています。
原広司氏によってつくられ、「私は総べての表現の分野に、その表現の境界をとりのぞくだけではなく、 階級・分野・格差・芸術に現われた上昇と下降の表現も、取り除いてしまいたいと決断する」というコ ンセプトのもと、主人の粟津潔氏によって育まれた空間に、新作を含む絵画二十数点を展示します。
この稀有な機会に是非足をお運びください。